【ハッタリ技・小技】半音下からのコードアプローチ

TECHNIC(ハッタリ技・小ネタ)

アコースティックギターでの演奏やアレンジに使える「ハッタリ技」「小技」のようなテクニックを紹介します。

今回は「半音下からのコードアプローチ」について紹介します。
半音下からアプローチのことを「クロマチック」と言ったりもします。

さてさて、どんな演奏テクニックか説明しますと・・・

コードカッティングする際、普通は左手は指定コードを押さえっぱなしにしますが、半音下からスライドしてコードカッティングをしたり、カッティング中に半音下のコードに移動してまた元のコードに戻ったり、半音下のコードを使うことで複雑なコードワークをしているように感じさせることができる技です。

元のコードの半音下のコードを使うわけですから、本来1つのコードで済むところを2つのコードを使ってカッティングすることになります。
そのため複雑なコードワークをしているように感じるのです。(あくまで複雑に感じるだけ。実際はとっても簡単です。)

この半音下のコードはコード理論(ダイアトニック)的には元のコードとぶつかる「理論から外れた使えないコード」なのですが、一瞬だけ鳴らす場合は経過音として認識されるため、違和感なく聴くことができるんです。(スッゴイ雑な説明です、、、スイマセン)

やっていることは鳴らしているコードを半音下にズラすだけなのでとっても簡単です。
いろんなところに手軽に使えますので使ったことのない人は取り入れてみてください。
演奏がかなり鮮やかになると思います。

しかし、使用するにはいくつか注意点があります。

まず、演奏中ずーっと使い続けないこと。飽きます。クドイです(笑)
このようなアプローチはたまに使用することでより効果的に感じさせることができます。
曲中、ずーっと使うのではなくたまに入れ込んでみる・・・ぐらいのほうがいいです。

入れる場所や長さはセンスを磨くしかないです。
一瞬だけとかサビだけ、ボーカルが途切れたところ、逆にボーカルと合わさるとかっこよく聴こえるところ・・・などなどいろいろ試してください。

あと、アコギでよく使われる8ビートのストロークにはあまり合いません。野暮ったいです。なんかダサいです。
基本的にエレキのカッティングのような16ビートのカッティングだとかっこよくなります。
細かいリズムで使わないと良さが出ませんのでご注意を。

ということで、半音下からのコードアプローチについてでした。

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