ガットギターを持つようになった経緯
現在、私のメインギターはテイラーのガットギター(エレガット)です。
もともとタカミネのフォークギターを使っていたのですが、フォークギターの「ギャランギャランした音」があまり好きではありませんでした。
ジャズやボサノバで好まれるような「丸い音」が好きだったため、ガットギターの音色のほうが好きだったんです。
しかし、単にガットギターの音色が好きなだけで目指すような演奏スタイルやアーティストがいるわけでもなかったため、なんとなくフォークギターを使い続けていたのですが「Fried Pride」のギタリストである横田明紀男氏の演奏を見たときにガットギター買うことを決意しました。
横田明紀男氏はメインでガットギターを使っており、ジャズとロックとフラメンコを融合させたような演奏スタイルが特徴です。
下記に演奏動画を置いておきます。
ガットギター(フラメンコギター)の乾いた攻撃的な音、ジャカジャカと激しいストローク、スラップのようなベース音。
ROCKとJAZZとFLAMENCOが融合した激しい演奏とアレンジは衝撃的でした。
ギャランギャランとしたフォークギターの音と違い、ガットギターのそれは凄くかっこよく刺激的に聴こえました。
このときに「ガットギターってこんな音がでるんだ!!しかもボサノバ丸い音も出てなんてカッコイイギターなんだ!!」とそう思いました。
このとき私は「ガットギター=クラシックギター」という知識しか持ち合わせておらず、クラシックギターでボサノバのような音は出せてもフラメンコのような乾いた攻撃的な音が出ないことは知りませんでした。
※フラメンコとガットの違いは↓↓参照。フラメンコのギターのほうが音の立ち上がりが早く、また減衰が早いためインパクトのある尖った音がでます。
その後、ガットギターを買うべく、クラシックギターとフラメンコギターの違いすら知らないまま楽器店に行きました。
クラシックギターを数本試奏しましたが音についてはよくわからなかったのが正直なところです。
もともとガットギターの知識もなく、聞き比べももほとんどしたことがないし弾き方もわからない。
お店で指でジャカジャカ・・・なんか違う。
自分の弾き方が下手すぎて、イメージしてた音が出ないのか・・・?と思いましたが、イメージしてた音が出ないのは当たり前です。
演奏技術もそうですが、そもそもギターの種類が違います。
似たような音すら出るはずがないのです。
ぜんぜんイメージと違う音しかでなかったのですが、ガットギターがものすごく欲しかったので、指版が狭くて弾き易く、そして形が好き(これ大事)という理由だけでテイラーのエレガットを購入しました。
20万ぐらいしました・・・よくわかってないのによくそんな高い買い物をしたものだ・・・。
エレガットにしたのはいつか自分もアンプを通して人前でソロギターを演奏したい!と強く思っていたからです。
このときに買ったエレガットは実は今もメインで使っているエレガットです。
今となってはけっこう気に入っています^^
そして、後日、このギターではフラメンコギターのような音が出ないことを知り、絶望からギター改造へと走るのでした(笑)
というわけで私がガットギターを持つようになった経緯でした。
そして今はスラム奏法にはまっているために、またフォークギターがメインになりつつあります(笑)
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