僕がギターを始めた「きっかけ」は・・・

よく「いつからギター始めたんですか？」とか「どうしてギターを始めたんですか？」と聞かれることが多い。

普通は「大好きなミュージシャンに憧れて」とか「女にモテたい」とか「家族の誰かがやっていたので」とかそういう理由が多いと思う。

ほとんどの人が何かにインパクトを受けてギターを始めることが多いと思うのだが、僕の場合は違った。

友達から「ギターがしたいけど1人でするのは寂しいので一緒にしない？」と誘われたのだ。
音楽が好きでもなく、得意でもなく、ギターになんの興味もなかったのだが、することもなかったので深く考えずに承諾してしまった。

主体性がなさすぎる・・・。

今からドラえもんに頼んで過去に行って高校2年生の自分に

「そんなんじゃダメだよ、自分でやりたいこと見つけなきゃ！もっと自主的に！じゃないと人生楽しくないぞ！受身のつまらない大人になってしまうぞ！わぁぁぁあああああ！！！」

と絶叫しながら説教したいくらいだ。

これが僕がギターを始めたきっかけである。

ともあれ、とくにやりたいわけでもないギターの為に、年賀状配達の短期バイトをこなし、高校２年生の時にグレコのエレキギターを買ったのだった。

音楽についてはまったくわからなかったので、友達が好きだといっていた「BOOWY」や「JIGGY」などをなんとなく練習した。やがて、周りの友達にバンドブームが訪れ、ベースを買ったり、ドラムを始めたりそしてバンドを組んで文化祭で演奏したりと充実した音楽生活を楽しんでいた。

僕はというと、主体性がなく大人しい性格でネガティブだったため、友達が少なく、バンドを組む相手も積極性もなかった。

そのため目的意識もなく、ギターを楽しむこともなく、もくもくとそして適当に1人でギターの練習をしたのだった。

そんな感じで適当に練習を続けていたが「ライトハンド奏法」「速弾き」という壁にぶち当たった。

才能がない、情熱もない、そのために努力も足りないと自覚していた自分は「こんなのできるかーい！俺には無理！！」とあっさりとギターを弾くことを辞めてしまった。

ずっと1人だったし、あんまり楽しいと思ったこともなかったし。

そしてギターやアンプ、エフェクターなどすべて売り払って、音楽とは無縁の生活に突入することになる。
このとき大学１年生。

その後、山崎まさよしさんに非常に大きなインパクトを受け、再度ギターを手にすることになり今に至るのだが、ギターを再開したそのときになって「自分はギターが好きかもしれない」と自覚するようになった。

一緒にギターを始めた友達、高校時代にバンドを組んでいた友達、みんなすでに音楽を辞めていて、未だに演奏したり練習を続けているのは自分だけである。

不思議なものだ、あんなにどうでもよいと思ってはじめたギターなのに、僕だけ続けているなんて。

知らない間に好きになっていたなんて。

でもいまだに一人ぼっちでソロギターを弾いてます（笑）

あぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！！！