【ミュージシャン紹介:スガシカオ】Funkをルーツに持つ楽曲と錆びたナイフのような歌声が魅力
今回、紹介するのはスガシカオさんです。
スガシカオさんは1997年デビューのシンガーソングライターです。
曲調は何気なく聴くとポップスなんですけど、よく聴くとルーツにFunk、Soulなどのジャンルがあることが分かります。
僕も最初にお勧めされて聴き始めたころは「ちょっと変わったポップスだなぁ」と思って聴いていましたが、あとになって聴いてみるたしかに「ポップスにファンクを溶かし込んでいるような曲」だなと感じるようになりました。
先のブログで紹介した山崎まさよしさんもそうなんですけどちゃんとしたルーツがあって、それを噛み砕いて自分の曲に昇華している感じです。
J-POPだけど自分の好みのテイストを混ぜ込んでいるそのバランス感覚が絶妙でとっても聴きやすく、だからカッコイイんだと思っています。
雑誌のインタビューなどを読むと「影響を受けたアーティスト」とか出てくるんですけど、それを遡って聴いてみるのもスガシカオさんのルーツがわかって面白いかもしれません。
※今はウィキペディアのほうが早いかな?
そういったところに掲載されている昔のルーツミュージックを今聞くと・・・ペラペラな音楽だなぁ~、泥臭いなぁ~なんて思ったりします。
ですが、そこにスガシカオさんのテイストを感じたりするとなんだか勝手にスガシカオさんのことを知った気分になって、楽しいというか優越感というか・・・そんな楽しみもあったりしますよ。
話がそれましたが、歌詞についてもスガシカオさんは高い評価を得ています。
有名な作品はSMAPの夜空のムコウの作詞ですが、スガシカオさん自身の歌詞もなかなかパンチの効いた内容で個人的には大好きです。
比喩表現も上手なのですが、けっこうネガティブな歌詞が多いところが個人的には好きです。
でも、決して物語のすべてが消極的ではなく最後にほんの少しの救いや希望が感じられるような歌詞内容です。
かと思えば割りと攻撃的な内容の歌詞も多いです。
でもそれも「自己肯定感の低さや後ろめたさ」からくる反動のような感じがします。
でもその薄暗いネガティブっぽい歌詞が私は大好きです(笑)
※あくまで僕の感想ですしイメージの話です(^^;)
というわけで初期の曲ですが、僕の大好きなスガシカオの曲をお聴きください。
<黄金の月>
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